たけの湯な日記

個人的な感想ー画像の「引用」が不安です.

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

マッカーサーの仁川上陸作戦『オペレーション・クロマイト』

『オペレーション・クロマイト』2016,韓国(Gyao)朝鮮戦争のことは小学生のときに「朝鮮特需」で知った.しかし,それから何十年も忘れていて,チャン・ドンゴンの『ブラザーフッド』2004をテレビでみて,改めて知った. 政治により人々は分断され,靴職人…

jazzから遠くーロイ・ヘインズの『アウト・オブ・ジ・アフタヌーン』

Roy Haynes Quartet, "Out Of The Afternoon", 1962 『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』という曲名 まさしく私の課題がここに オーバー・ダビングではなさそう きいていてもメロディーが変化してしまって 私じしんの根本的な問題 やはり遠く聞こえる 『フラ…

阿部寛の『祈りの幕が下りる時』

『祈りの幕が下りる時』2018,東宝,福澤克雄監督(Gyao)日本のサスペンス映画は2017年の『22年目の告白-私が殺人犯です』(WB,入江悠監督)をみてからは,すべてGyaoでみているような気がします.『22年目の告白』は,ストーリーがとてもおもしろく若い…

ディケンズ『荒涼館2』岩波文庫

『荒涼館2』ーこの巻だけでも読む価値あり.第2巻を読めるかどうか自信がありませんでしたが,結局,読んでしまいました.第1巻の内容をたいがい忘れていたのですが,巻頭に,これまでのあらすじがあり,登場人物のリストやだいたい流れが思い出せます. デ…

今村昌平『豚と軍艦』-「キューポラ」の原像

長門裕之の『豚と軍艦』日活,1961 (Gyao) 「これはすべて架空の物語である」と自慢できるくらいリアリティのある映画. 『豚と軍艦』 横須賀. 米軍の残飯を利用して養豚で大儲けをはかるやくざ達. 『豚と軍艦』の長門裕之 さんした,キンタ(長門裕之)…

『ひまわり』イタリア映画の情景

ソフィア・ローレンの『ひまわり』1970この映画は見ていないはずだけれどもみたようなシーンがあるのは若いころテレビでやっていたのを最後までみなかったのかもしれない.たしかに「悲恋」ものの洋画には興味がなかった. 『ひまわり』マルチェロ・マストロ…

吉永小百合の『キューポラのある街』(その1)

映画の記憶と記憶の映画『キューポラのある街』1962年 (Gyao)この映画には私の記憶する時代があり,私の知らなかった歴史があります.**50年ほど前,高校生の映研が視聴覚室で300円か200円でやっていました.すでに,吉永小百合は国民的大スターであり,私…

韓国アニメ『ソウル・ステーション/パンデミック』

『ソウル・ステーション』2016,アニメにできること.(Gyao) アニメ映画は日本が最高水準だということで,『もののけ姫』以降見なくなっていました.韓国アニメ『ソウル・ステーション』は,コン・ユとマ・ドンソクの『新感染ファイナル・エクスプレス』の…

ホームドラマの王道『吹けよ,ミプン』

むなくそわるい大作『吹けよ,ミプン』2017 (Gyao) 脱北の際,父と兄をうしなった「ミプン」が母と兄の幼い息子の3人で,資本主義の韓国社会で生活苦にあえぎ,ただ一つの希望,祖父さがしをめぐってさまざまな苦境を乗り越えていきます. 『吹けよ,ミプ…

『白頭山(ペクトゥサン)』大噴火

マ・ドンソクもでている『白頭山』2019 (駐日韓国文化院の配信)地雷処理班の大尉(ハ・ジョンウ)が除隊予定日に,北朝鮮の白頭山の噴火から半島をすくうために核弾頭を盗み,坑道で爆破させる特殊任務につかされる.核兵器の情報は二重スパイ(イ・ビョン…

jazzから遠くー老いの入門 2

なぜ敬遠してきたか? かんたんに言えばよさがわからなかったから.キース・ジャレット『ケルン・コンサート』のLPをきかされたときはすごいと思いましたが,ジャズだとは知らなかったのです.** 衝撃の日本のハイレベルそうなジャズ もっと衝撃を受けたJazz…

『操作された都市』現実にたちむかうゲーマーたち

『操作された都市』パク・クァンヒョン監督,2017(Gyao)オンラインゲームの戦闘部隊のなかまが現実社会で,犯人にしたてあげられた隊長(チ・チャンウク)の脱獄から真犯人究明をなしとげる痛快アクション. 『操作された都市』チ・チャンウク 監視カメラ…

左幸子の『沖縄の民』

左幸子『沖縄の民』古川卓巳監督,日活1956(Gyao)初めて見たつもりが歳をくっているためにかなり以前にみたおぼえがある. こんな古い映画は若者どころか中高年もみたいと思わないだろう.そこをわかっていても,配信してくれるGyaoに敬意を表したい.**19…

『御法度』の大島渚―状況の描写

大島渚監督『御法度』1999 (テレビ) 私は大島渚をリアルタイムに信念の「名監督」として認識していた世代です.「世界進出」して真の大監督となったころからの作品はあまりみなくなっていき, いつのまにか「朝まで生テレビ」(1987-)のタレントのように…

あさのあつこ原作『バッテリー』2007

『バッテリー』滝田洋二郎監督,2007(テレビ)※原作は読んでいません.岡山のいなか町の中学野球部が舞台.高校生や大学生ではない,軽快な登場人物たちの若い単純な心理が,フレッシュに感じられます. 『バッテリー』 とても若い俳優たちが漫画のキャラク…

『ブラックドッグ』新米教師コ・ハヌル

ソ・ヒョンジン『ブラック・ドッグ』2019-20 (Gyao)この人の出演ドラマはいくつも見てきたのですが,なんとなく「火の女神ジョンイ」の嫌われ役がしっくりきて,「スベクヒャン」以降,主演がふえていたことを知りませんでした.『ブラック・ドッグ』はラ…

ディケンズの『荒涼館』1 岩波文庫

岩波文庫『荒涼館』1 訳:佐々木徹 耳がとおすぎた母は70代でほぼ聞こえなくなっていてそれを隠していた. 知らないうちに私が残したもと流行本を読んでいたが80になる前に,昼間でも「暗い」とくりかえし眼科も受診も拒否した.私がきづかなかった. ** 私…