「テロ,ライブ」キム・ビョンウ監督,2013,韓国
Gyaoで.
古いのでおもしろくないだろうと思ってみだしたら,
全然知らない人が主役?
と思って,調べたら,ハ・ジョンウが若いだけ.
主人公と爆破犯人とのやりとりがメインで
ずっと緊張.
放送局の実態や権力との関わり,
想像したことのない社会のしくみがわかってくる.
登場人物たちはキャラクターだけではなく,
しっかりそれぞれの人生がある.
***
WTCのテロから,着想をえているのは
あきらかで,
これを韓国の問題として
とりだせる監督(1980年生まれだから当時33歳)
の構想.
カメラは
平凡なラジオ放送局内をうつしているのに
国家全体をゆさぶる事件を描く.
凡庸な私には
次の一瞬が予想つかない映画だった.
ハ・ジョンウのほぼ一人芝居ともいうべき,
実験的な映画ともいえる.