たけの湯な日記

個人的な感想ー画像の「引用」が不安です.

『ジュピターズ・ムーン』―難民を受け入れること

ジュピターズ・ムーン』2017, ハンガリー,ドイツ

Gyao

これは,予告編のころから見たかったが
タイトルを思い出せず,機会を逃したもの.

 

木星の衛星」という意味らしいが,
エウロパとかどれか1つを指しているはず.
意味があるといわれれば,
私には,知識が不足している.
**


話題にならなかったようだし,
今回Gyaoでも星1つで,評判が悪い.

ジュピターズ・ムーン

冒頭,シリアの難民がハンガリーをめざす.

ハンガリーの難民キャンプ.
医師には病気の難民を治療,保護,移送する
権限があるようだ.

**
若者があるきっかけで,
地球の重力の支配を受けないで
いることができるようになる.

医師が,彼を利用するために
彼を独占しようとした.

ジュピターズ・ムーン

重力に支配されない人間に
なったとしても
暮らしていくには
金が必要である.

何の力もない
難民たちに
世界に不満をつのらせる者たちも
でてくる.

ジュピターズ・ムーン

空中に浮くことができる
人間は
もはや人間としては
みなされず,
排除すべき対象として
警察は追い詰める.

**
いったい,神は何のために
彼にそのような力を与えたのか.
彼は,死ぬべきなのか.

シリアの難民たちは
誰であり,
何のために
私たちのもとに使わされたのか.

それを悩み続ける世界がつくりだした作品である.

ジュピターズ・ムーン 難民たち