『未来を花束にして』2015,イギリス
”Suffragette,” (direct) Sarah Gavron
(Gyao)
参院選の投票率が52%だったという.
30年前は70%をこえていたのに
年々,下がりつつあり,
今回は安倍元総理銃殺事件で
少し増えたということ.
日本は,選挙制度のある民主主義国家のなか
139位とする記事もあった.
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1910年代
婦人参政権を求める女たちは
命をかけていた.
家庭?
人間と認められない女に
家庭をまもる義務を強要する男たち.
イギリス社会が創出した
資本主義システムは,さらに
男の暴力を増幅しただけ.
少女への暴行や女工への性的強要は,
老年の男がみても
いやらしい自分を喚起させてくる.
選挙権をありふれた,
何の効果もないものとして
みなしている私たち.
100年以上前,
普通選挙権獲得のために
生活や生命そのものを賭して
戦った女性たちの犠牲があったからこそ
手にしている参政権だということを
教えてくれる.
メッセージ以上に
女たちは,強く,
すばらしい映像がドラマを
つくりあげている.
映画の中で彼女たちはほとんど
説明しない.
しかし,映像はことば以上に
歴史を構成してみせる.