たけの湯な日記

個人的な感想ー画像の「引用」が不安です.

『白頭山(ペクトゥサン)』大噴火

マ・ドンソクもでている『白頭山』2019

 

(駐日韓国文化院の配信)

地雷処理班の大尉(ハ・ジョンウ)が

除隊予定日に,
北朝鮮白頭山の噴火から半島をすくうために
核弾頭を盗み,坑道で爆破させる
特殊任務につかされる.

核兵器の情報は
二重スパイ(イ・ビョンホン)からえるしかない.

白頭山』出オチ


**
ハ・ジョンウとイ・ビョンホン
地震や戦闘シーンを
演じながらも
より人間らしい兵士,コミカルな人間像を表現している.

イ・ビョンホンは尻をだしてまで
非常に印象深いシーンをユーモラスにつくりだしている.
本人がいいだしたにちがいない.
※インサイダーズでも同じ着想が用いられている.

白頭山』彼らが核弾頭を奪う任務につく

半島をすくおうとする大統領側には
長年,半島の地震対策を研究してきた
ロバート(マ・ドンソク)が
人類の科学的〈知〉を体現している.

白頭山』地質学教授

どの人物の言動も真剣であるからこそ
こちらには滑稽にみえる.

女性とこどもが未来の生命や生活を
みつめているのに,
国家間のあらそいは
武力行使で政治的決着をつけようとするだけ.

軍隊の行為は
半島の命をすくうことではなく
米中の力のバランスを維持することくらいしか
めざしていない.

***
この映画は,冒頭部分だけでも
みる価値があるだろうし,
後半部分だけでも十分作品として
成立している.

超娯楽大作.

白頭山