たけの湯な日記

個人的な感想ー画像の「引用」が不安です.

『ひまわり』イタリア映画の情景

ソフィア・ローレンの『ひまわり』1970

この映画は
見ていないはずだけれども
みたようなシーンがあるのは

若いころテレビでやっていたのを
最後までみなかったのかもしれない.

たしかに「悲恋」ものの洋画には
興味がなかった.

『ひまわり』マルチェロ・マストロヤンニソフィア・ローレン

*
先月だったか,
近所の公民館でリバイバル上映(900円)されていて

ネットでみたら
今次の紛争で
ウクライナをロケ地とした『ひまわり』が
話題になっているらしい.

おそらく,かなり先輩の
かたがたが,思い返されていらっしゃるのだろう.

**
イタリア映画に親しみを覚えるのは

ふつうの人々の人生を
映し出すことで,
作品に世界観をあたえていることだ.

これは日本映画やハリウッド映画には
少ない.

『ひまわり』イタリア軍ソ連への派兵

ムッソリーニが権力を握る一方で
国家の犠牲になっているのは
力も金もない人々であった.

徴兵忌避に失敗した新婚のアントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)は,
ロシア(ソ連)に派兵される.

**
戦後,スターリンが死んでも
生死不明のアントニオを

白髪まじりのジョバンナ(ソフィア・ローレン)は
じぶんで探そうとソ連を訪れた.

『ひまわり』ウクライナのイタリア兵の墓碑


真実を探し続ければ
さらに

悲しさや,厳しさに
ぶつかることは
直感的にしっている.

それでも,
生きていくためには
確かめなければならないことが
ある.

**
イタリア映画にある庶民の悲しみは
わたしたちに
世界を見る目をあたえてくれる.

日本でも,
現実をしっかりと描いた映画は
可能なはずである.

『ひまわり』イタリア兵たちが眠るウクライナの丘をいくジョバンナ