『祈りの幕が下りる時』2018,東宝,福澤克雄監督
(Gyao)
日本のサスペンス映画は
2017年の『22年目の告白-私が殺人犯です』(WB,入江悠監督)
をみてからは,
すべてGyaoでみているような気がします.
『22年目の告白』は,
ストーリーがとてもおもしろく
若いころは
サスペンスずきであったことを思い出しました.
これが2012年『殺人の告白』のリメイクだと知って,
韓国作品のおもしろさに気がついたのです.
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『祈りの幕が下りる時』は東野圭吾原作.
阿部寛・松嶋菜々子主演.
好きな俳優を久しぶりにみた(といっても4年前の作品)ら
二人ともそれなりに
大人の雰囲気がでていて
禿げている自分が爺さんなのにも
納得します.
中年でありながら,
彼らは子どもとして
親の姿を追い求めています.
生きていても,死んでしまっても
あの人は
母であり,父であり
じぶんは子ども.
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【追記】
私は『鬼平犯科帳』の世代なので,
東野圭吾は読んでいません.
映画化・ドラマ化されたものは少しみています.
・『ガリレオ』何かで1本見た.
・『マスカレード・ホテル』2020年正月番組,親戚の家のテレビ.
・『さまよう刃』2014,韓国,
(Gyao)これで東野圭吾を知った.
警察のゆがみ,階級差など社会がかかえる問題,
社会から排除されていく個人のやりばのない憤り,
当時,どの俳優も知らなかったが,現実以上にリアルな演出.
【それと】
阿部寛の『テルマエ・ロマエ』は驚きました.
ひっぱりだこで忙しそうですが,
三船敏郎的な存在感!