チョン・ウンインの刑事がしぶい『復讐の女神』2018
自分の
娘が殺されたのに
犯人として逮捕され,
9年後,
真犯人をみつけるために脱獄した
ミス・マ(キム・ユンジン).
ミス・マープルとおなじく
椅子に座り,
編み物をしながら
近所の人たちの噂話に耳をかたむけます.
**
謎を解くミス・マが
脱獄,指名手配であるという
意外な設定が
マープルシリーズとは異なり,
主人公の安全を保障しません.
彼女を追う,信念の刑事
ハン・テギュ(チョン・ウンイン).
それは,権力の網でした.
チョン・ウンインの演じる刑事は
職務倫理として
正しさを求めています.
9年前の逮捕がまちがったものではないか
悩みながらも
ミス・マが脱獄犯だと疑います.
**
チョン・ウンインという名前も
おぼえられずに,
『善徳女王』2009で
古代朝鮮の新羅を牛耳る側室ミシルの弟「ミセン」
として
私は思い出してきました.
『刑務所のルールブック』2018では
歌唱シーンがすばらしく,
ストーリーをふかめるものでした.
彼が
裏のない,権力におもねない
実直な正義であるからこそ
さえない
はみだし刑事として
リアルな演技をみせてくれます.