ビートルズの「Now And Then」が
発表された.
私たち老人は
YOUTUBE上で
ずっと前から誰かがアレンジした「NOW AND THEN」を
きいていた.
不確かな記憶だが
Free As A Bird の制作のとき
3曲めの「新曲」として
編集されていたが
ジョージ・ハリソンが途中でなげだした
とかいうやつだったはず.
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12秒間の世界的停電がおこり
たまたま交通事故で前歯を失ったジャック(ヒメーシュ・パテル)の
ひとりがビートルズの曲を憶えている世界にかわっていた.
彼は,できうるかぎりビートルズの曲を
思い出し,
発表する.
はじめて聴く
曲にひとびとが
感動させられる.
無名のミュージシャンが
短期間のうちに
人気アーティストとなっていく.
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だれもが
考えるような「もしも」のドラマである.
そのパターンは
タイムトリップで
大昔にさかのぼり現代の科学技術を
利用したり,
歴史知識をもって
過去に馬券や株式を買ったり,
パラレルワールドの
功利的な活用が主流であり,
この映画もその一つといえる.
自分がいきる現代のままだが
ビートルズを知っているのが自分だけという状況.
誰も知らない曲を
(ジョン・レノンさえビートルズでは
ない)
自作の曲として発表し,成功することが
人間として正しいことなのかどうかは
見ている私たちにもわからない.
友だちは喜んでくれ
聴衆は歓喜する.
登場人物の人柄や
会話が絶妙であり
悪人や嫌われ役はいない.