たけの湯な日記

個人的な感想ー画像の「引用」が不安です.

2023-01-01から1年間の記事一覧

日韓関係の参考書---池上彰はジャーナリストか?

池上彰『韓国のホンネ』(朝日新聞社,2019), 池上彰,「池上彰スペシャル!」制作チーム(文藝春秋,2020)韓国映画と韓国ドラマがだんだんおもしろくなっていて2019年ころから韓国(朝鮮)の歴史と現代社会についての本を何冊か読んで,参考書にしてきた.***世代…

jazzから遠く--エリック・ドルフィー『ラスト・デイト』

Eric Dolphy, "LAST DATE", 1965ききだして,あっ,と思った.これは,私がイメージする現代のジャズで坂田明やタモリがテレビで活躍していたころ耳にしたたぐいの音楽だ. Eric Dolphy, 'LAST DATE' しかし,たぶん聞くのは初めて.**エリック・ドルフィー…

『コンビニ人間』――どこにでもいる自分

村田沙耶香『コンビニ人間』(文春文庫)昨年,ラジオでなぜか芥川賞受賞のころのインタビューのようなものをきき,読みたいと思いながらも忘れていました.偶然,書店でみて思い出しました.2016年,芥川賞受賞したというのだからそれにまったくついていっ…

『コンフィデンシャル/共助』--兄貴分と弟分ー男の世界

『コンフィデンシャル/共助』2017(Gyao)北の刑事チョルリョン(ヒョンビン)と南の刑事ジンテ(ユ・ヘジン)が,お互いをあざむきながらもやがて信頼関係をきずき,それぞれの危機を救う,というバディー・コップもの. 『共助』南の刑事(ユ・ヘジン)と北…

『私たち,家族です』--家族ーかってな誤解の積み重ね

『私たち,家族です』2020,韓国(Gyao)私は,Netflixやらがわからないのと金銭上Gyaoの無料配信分で満足しているのですが,スタジオドラゴンの話題作をみることが少ないようです.『私たち,家族です』は韓国のケーブルテレビで放送されたものということ. …

ディケンズ『デイヴィッド・コパフィールド(五)』(岩波文庫,全5巻)--調和をもとめる世界観

石塚裕子訳『デイヴィッド・コパフィールド(五)』(岩波文庫)残念というか,こまったことに第5巻は書店ではみつからなかった.ネットでみるとそもそも第1巻から絶版.小さな書店に残っているかもしれない程度.中古で入手するしかない.※近所の図書館には…