たけの湯な日記

個人的な感想ー画像の「引用」が不安です.

卓球とプール,海へ流れる小川

父がのそのそ歩いてきて,

おまえ,いっしょに(卓球の)練習するいうてたやろ.

 

私,
ぼく仕事でいそうがしいねん.
(仕事してたかな?)

 


土日月は休みや,いうてたやろ

 

(たしかに,アルバイトをはじめたし,土日月は仕事がない)

 

私はめんどうな気持ちもあったが
どうしても,つきあっておく必要を感じていた.

きょうは日曜日.

 

そしたら,にちようにしようか.

 

父は納得した.

 

そのとき,私たちは
大きな体育館の中にいる.
近所のボランティアなかまが何人かいて,
かわぐちさんにあいさつして

ぼくも,ここにくることになりました.

 

そうか.

 

手にもっていた
バナナより大きな何かをすてなければ
はずかしいけど,ゴミ箱にすててはいけない.
どこか自然の中に.

 

体育館の中,南端は床ではなく土手になっていて
大きなガラス張り.1枚が海か湖に開け放たれていいる.
屋外は明るくさわやか.

しかし,きりたったがけでもあり,
おそるおそるおりた.
たぶん,父はがけの上の室内にいたはず.

得体のしれないモノを目のまえの
明るい小川にすてた.
礫をなげこんだように水しぶきがあがる.
銀色のアユかハヤだったかもしれない.
すばやく下流の方に泳いでいった.


私の手には,もう1つ別のものがある.
手を広げると赤い大きな魚になって,
川の水に放つ.

私,
鯛のようやけど,だいじょうぶですかね.

いとうさん,
金魚の仲間やから,川でも大丈夫やけど
この辺りは海水が混ざっているから.

金魚と何種類かの魚たちが
たっている私たちのあいだに浮いて,泳いでいる.

さっきから,すでに明るい海底にいたのだ.


お父さん,ぼく目薬わすれたわ.

(あっ)と気づく

(目薬は上の冷蔵庫のドアにいれてあるから
大丈夫か.しかし,家は上にあったかな)

 

水の中で,目はあまりいたくないし,息もくるしくない.


***
何年か前に死んだ
父親とこんなに,明るく楽しい時間をすごしたことは

ない.

(何年前だったかな,7年前か)

目がさめた.
とっくに9時をすぎている.

父と何かをともにした記憶がない.

弟と父がプールや自転車をともに楽しんだことを
うらやましかったのだろうか.
私はすでに高校生か大学生であったのに.

 

おさなかったとき,父は何週間,数カ月の出張で
家にいなかった.経済成長期.
弟が小学生の時,父は(会社をやめて)ペンキ職人になっていて
時間が十分あった.

夢の中の父は,元気に歩いていた.


父についての記憶は
急激に歩けなくなって,介護施設で起き上がれずにいる.